一人暮らしの食費を安くするには、やっぱり自炊を頑張るべき?
外食や中食よりも、自炊の方が食費を節約できそうですよね。
一人暮らしなら、自炊しない方が安いパターンもあります。
こんな人は自炊しない方が安い可能性大!
一人暮らしですと、全ての家事を自分でこなす必要があるため、仕事で疲れた日は自炊が負担になることも…。
自炊しない方が安いなら、無理に自炊を頑張らず、なるべく楽をしたいですよね。
快適な一人暮らし生活を送れるよう、ぜひご覧ください。
レンジで温めるだけの簡単調理。自炊しない派にもおすすめの豚肉味噌煮込み。
一人暮らしで自炊しない方が安いパターン4つを解説!
自炊をすると節約になるイメージが強いですが、一人暮らしなら自炊しない方が安いこともあります。
実は私も、一人暮らし開始当初は「自炊を頑張るぞ!」と意気込んでいたのですが、仕事後に調理や洗い物をする気力が出ない日が多々ありました。
それでも、食費がウンと違えば自炊を頑張るつもりでしたが、外食や中食(※)とあまり変わらない気がしてきたのです。
※中食とは、出来合いの料理を持ち帰ったり、デリバリーしたりして自宅で食べることです。
現在、自炊は週に1回するかしないかの筆者が、自炊しない方が安いパターンについて解説します。
【パターン①】自炊の頻度が頻繁ではない
一人暮らしだと、1食分の自炊では食材を使い切れないことも多く、継続的に自炊をしないと食材が無駄になり、コスパが悪くなりがちです。
食材だけでなく調味料も、期限までに使い切れず、捨てて買い直しになることもあり。
私は仕事が早く終わった日や休日に自炊を頑張ってみましたが、帰宅が遅い日には頑張る気力が出ませんでした。
最近も、ケチャップやオイスターソースが期限切れになっていました。
休日に作り置きをすれば良かったのかもしれませんが、お出かけもしたかったんですよね。
中途半端に自炊をすると、食材ロスが発生し、食費が安くならない可能性大!
【パターン②】料理に慣れていない
料理に慣れていないと、食べきれない量をつくってしまったり、上手く食材を使い回せなかったりして、節約にならない場合があります。
お肉も何グラム買えばちょうどなのか分からなかったなぁ。
また、料理に慣れている人は、自宅にある食材や調味料を上手く活用していますよね。
慣れないうちはレシピを忠実に守りがちなので、あるもので代用せず、新しい食材や調味料を買ってしまうこともあります。
【パターン③】料理を楽しいと思えない
料理が楽しくなく、むしろストレスや負担になっていれば、自炊が続かず、節約にも結び付きにくいです。
私も「自炊は楽しい」というより面倒だなと感じてます。
楽しいと思えなければ、疲れた日に自炊を頑張る気力は湧かないでしょう。
自炊がストレスなら継続が難しく、食材の無駄が発生しがち!
【パターン④】食材や調味料にこだわる
自炊を楽しめても、食材や調味料へのこだわりが強いと、自炊しない方が安い場合もあります。
お肉は国産、野菜は無農薬、調味料はオーガニックなど、こだわって選んでいると費用がかさみます。
レシピにも寄りますが、ひとつの料理に使う食材は数種類、複数の品をつくる場合はさらに増えます。
また、市販の合わせ調味料を使わず、一から味付けするとなると使う調味料も結構多いです。
自炊をした方が節約になる人もいる!
自炊しない方が安いパターンを4つお伝えしましたが、一人暮らしでも自炊により食費を節約できる人はもちろんいます。
こんな人は自炊した方が安い!
- 継続的に自炊できる
-
一度の自炊で使い切れなかった食材を、ダメになる前にちゃんと活用できる。
- 家にある食材を使って料理できる
-
食材の無駄がなくなり、かつ買い物回数を減らすことで、ついで買いも減らせる。
- どんな食材からでも献立をイメージできる
-
特売で安く売られている食材で献立を思いつけるなら、食費を節約できる
- つくり置きや冷凍保存で食材を無駄にしない
-
例えば週に1回のまとめ買いで、1週間分の料理をつくり置きし、期限までに食べ切ると節約になる
「伝説の家政婦」さんみたいな人は、確実に自炊した方が安いね。
一人暮らしで自炊しない場合のメリットとデメリット
一人暮らしの食事を自炊中心にするかどうかは、個々の趣向やライフスタイルを踏まえて考えましょう。
一人暮らしで自炊しない場合のメリットとデメリットを、食費以外の面でもまとめましたので参考になさってくださいね。
メリット | デメリット |
---|---|
自由時間が増える 水道代や光熱費を節約できる 調理器具の費用やスペースを節約できる 家事のストレスが減る キッチンが汚れない 生ゴミが減る バランスの取れた食事ができる | 栄養が偏る場合もある ゴミが増える 良いイメージを持たない人もいる |
自炊しないメリットとデメリットを、それぞれ詳しくお伝えします。
【メリット①】自由時間が増える
自炊をしなければ、調理や後片付けが不要になるため、自由に使える時間が増えます。
自炊をするとなると、下記のような時間が発生します。
- 買い出し
-
生鮮食品、調味料など多くのコーナーを回ることが多く、お総菜だけを買う時より時間がかかる。
- 調理
-
つくる料理にもよるが、20分以上かかることが多い。
レシピを見ながらつくるとなると、さらに長引く。
- 洗い物
-
食べて終わりではなく、後片付けも必要。
自炊をしない場合、これらの時間が浮くため、その分リラックス時間にしたり、自己啓発の勉強時間にしたりできます。
「時は金なり」という言葉もあるくらい、時間はお金と同じくらいの価値があります。
食費というコスパだけでなく、タイパ(タイムパフォーマンス)面から考えてみるのもひとつです。
【メリット②】水道代や光熱費を節約できる
調理や洗い物には水を使いますし、加熱のためガス(IHコンロなら電気)も使います。
自炊をしなければ水、ガス(電気)を使う機会も減るため、水道代や光熱費の節約になります。
食材だけでなく家計トータルで考えよう。
【メリット③】調理器具の費用やスペースを節約できる
お鍋やフライパン、包丁、まな板など一から調理器具を揃えるとなると、そこそこの出費になりますよね。
自炊をせず調理器具を揃えないなら、その分の費用やスペースが浮きます。
私も1年以上出番がない大きめの両手鍋やザルを見るたびに、「もったいなかったな」と感じています…。
【メリット④】家事のストレスが減る
料理をするのが苦にならない人もいますが、面倒だと感じる人もいますよね。
自炊をしなければ、家事の手間が減るので、ストレスも減ります。
特に一人暮らしならコンロは一口だけ、食材を広げるスペースが少ない、というケースもあるでしょう。
以前住んでたマンションはシンクが狭くて、フライパンを洗うのが手間だったなぁ
洗濯や掃除は面倒だからといって全くやらない訳にはいかない家事ですが、調理は外食や中食でまかなうことも可能です。
【メリット⑤】キッチンが汚れない
自炊の頻度が少ない場合、コンロや換気扇があまり汚れず綺麗なままです。
油が混じった汚れは軽く拭いただけでは取れにくく、掃除が大変!
自炊の手間が減るだけでなく、キッチン掃除の手間も減るのです。
【メリット⑥】生ゴミが減る
野菜の皮など生ゴミが減ることも、自炊をしないメリットだと言えます。
テイクアウトやデリバリーが増えると容器ゴミは増えますが、食べ切れば生ゴミはほぼ出ません。
特に夏場はニオイも気になるし、生ゴミは減らしたいよね。
【メリット⑦】バランスの取れた食事ができる
選び方にもよりますが、外食や中食でプロのつくった料理を食べることで、バランスの整った食事が可能です。
外食や中食は栄養バランスが偏ると思われがちですが、お野菜がしっかり入った定食やお弁当もたくさんあります。
こちらは私がよく行くカフェご飯。
竜田揚げ、エビチリマヨ、蒸し野菜、豆乳スープ、雑穀米とバランスばっちりなうえ、美味しいです♪
自炊は健康的と思われがちですが、手っ取り早くお腹を満たすため「麺類一品だけ」のようになれば、栄養が偏ることも…。
料理のレパートリーが増えて、栄養バランスが取れた食事を自炊できれば良いのですが、なかなか難しかったです。
【デメリット①】栄養が偏る場合もある
ファーストフードやコンビニ弁当など、食事の選び方次第で栄養が偏ってしまうこともあります。
食べ過ぎに注意!
- ファーストフード
- 塩分が多い食品(カップ麺など)
- 糖分が多い食品(菓子パンなど)
- 添加物が多く含まれた加工食品
コンビニでも健康を意識したメニューはありますので、上手く活用して体の調子を維持しましょう。
【デメリット②】ゴミが増える
中食の機会が増えると、プラスチック容器のゴミが増えます。
かさばるから、ゴミがすぐにいっぱいになっちゃう。
自炊をしないと生ゴミは減りますが、容器ゴミは増えてしまうのです。
自炊するにしても、しないにしても、ゴミはこまめに処分しなきゃね。
【デメリット③】良いイメージを持たない人もいる
女性があまり料理をしないことに対して、良いイメージを持たない人もいます。
他のことに時間を使いたいから自炊をしていないだけなのに、「料理ができない」「ズボラそうだ」と思う人が残念ながらいるのです。
そうった声を気にする必要はなく、いろんな考えの人がいる、と軽く受け止めるぐらいにしましょう。
自炊をしない場合、食費以外でもメリット、デメリットがあります。
それらを踏まえ、「自炊を頑張る」「無理せず外食に頼る」「余裕のある日は自炊してみる」など、あなたに合ったスタイルを見つけてくださいね。
一人暮らしで自炊しない人の食事パターン4つ
自炊をしないなら、食事はどうすればいいの?
一人暮らしの食事パターンについて、特徴をまとめました。
①外食
少々食費が上がったとしても、とにかく楽に美味しいものを食べたい人には、外食がおすすめです。
「いろんなものを少しずつ」は、自炊だとなかなか難しいですよね。
外食のメリット、デメリットはこちらです。
- できたての料理を味わえる
- プロがつくる美味しい料理を食べられる
- 後片付け不要どころかゴミも出ない
- お店選びによっては気分転換にもなる
- 外食ばかりだと食費がかさむ
通勤経路や自宅周りに飲食店が多いと、新しいお店を開拓する楽しみもありますね。
安くてヘルシー、さらに美味しい料理を頂けるお店を見つけるとテンションが上がります!
②テイクアウト(持ち帰り)
スーパーやコンビニ、デパ地下などでお総菜を買ったり、飲食店のテイクアウトを利用したりするのも手軽です。
とろ~り目玉焼きが乗った、近所のカフェのハンバーグ弁当。
コロナ禍以降、テイクアウトできるお店が増えましたね。
テイクアウト(持ち帰り)のメリット、デメリットはこちらです。
- 帰宅途中の店で買えば効率良く時間を使える
- 自宅で寛ぎながら食事できる
- 飲食店のテイクアウトやお弁当屋を利用するなら、出来立てを味わえる
- コンビニの菓子パンなど、選び方によっては栄養が偏る
私もコンビニに行くと、食事だけでなくついついスイーツにまで手が伸びてしまうので、糖分の摂り過ぎには気をつけます。
③デリバリー
やや割高ですが、ご褒美として、出来立てのお料理を自宅まで届けてくれるデリバリーを使うのもありです。
スパイスカレーも自宅で楽しめます。
料理を作って下さる方、運んで下さる方に感謝♪
デリバリーのメリット、デメリットはこちらです。
- 自宅まで料理を運んでもらえるのでとにかく楽
- 休日に外出せず、おこもりでのんびりしながら食事できる
- プロのつくった料理を自宅で味わえる
- 宅配料やサービス料が加算されるため割高
昔はデリバリーといえばピザやお寿司のイメージでしたが、最近はイタリアンやエスニック、スイーツなど選択肢が増えましたよね。
玄関先に料理を置いてもらえるデリバリーサービスも多いので、部屋着ですっぴんのまま食事でき、ありがたいです。
人に会わず、とにかく家で寛ぎたい日に使ってます。
④冷凍食品&レトルト
食費を抑えつつ簡単に温かい料理を味わいたい人は、冷凍食品やレトルトを活用しましょう。
見た目はアレですが、羽根がパリパリの冷凍餃子。
冷凍食品&レトルトのメリット、デメリットはこちらです。
- レンジで温めるだけ、湯煎するだけなど簡単
- 外食やテイクアウト、デリバリーより経済的
- 消費期限が長いのでストックしておけば非常食にもなる
- 栄養バランスに注意する必要がある
フライパンでフタをせず焼くだけの冷凍餃子は、本当に簡単で美味しいですよね。
餃子はテイクアウトだとしなびてしまうため、パリッとした羽根つき餃子を食べたいなら冷凍食品がおすすめです。
体調を崩した時にも重宝するレトルトは、一人暮らしの味方!
私が冷凍庫に常備している豚肉の味噌煮込み。ハマりますよ♪
一人暮らしの食事には多くの選択肢があります!
自炊含め、いろんなパターンを試しながら、美味しい食事を楽しみましょう♪
一人暮らしのお役立ち情報♪
まとめ
- 自炊は節約のイメージがあるが、一人暮らしなら自炊しない方が安い場合もある
- 「自炊頻度が頻繁でない」「料理に慣れていない」「料理を楽しめない」「食材や調味料にこだわる」場合、節約に繋がりにくい
- 家にある食材や特価食材を上手く活用できたり、つくり置きをしたり、継続的に自炊できれば食費の節約になる
- 自炊をしない場合、「自由時間が増える」「水道光熱費の節約」「キッチンが汚れない」「生ゴミが減る」等のメリットがある
- 自炊をしないことで「栄養が偏る」「容器ゴミが増える」「良いイメージを持たれない」というデメリットもある
- 自炊をしない場合、外食やテイクアウト、デリバリー、冷凍食品&レトルトといった食事パターンがある
一人暮らしだからといって、無理して自炊を頑張る必要はありません。
食費面でも自炊しない方が安い場合もあります。
また、自炊をあまりしないことに対して罪悪感を持つ必要もありません。
仕事やプライベートで忙しい日々、頑張り過ぎず、楽しい食事時間を過ごしましょう。
もちろん自炊が気分転換になることもありますので、いろんな食事パターンを試してみてくださいね。
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